畠中登記測量事務所 の日記
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筆界復元図
2015.05.13
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既設境界標および現況・登記面積から推定した筆界推定図から実測図(分筆実測図)が出てきたことから筆界復元図にやり直しをする話は以前しました。
筆界復元図だと隣の建物の壁よりまだ向うにいくことになります。こういう時にただ「実測図の通り復元すると筆界はここです!」と言ってしまうかどうかが悩ましいところです。
なにか争いとかそれに近い場合には、境界の立会あるいは話し合いの場では必ず始めにこういうことを話します。
「Aさんから依頼されて境界の立会をしていますが、我々の業界の倫理綱領にも【中立公平を旨とすべし】となっていて、Aさんの有利になるような立会・測量はしてはいけないことになっています。したがって、逆にAさんに不利になるような結果になることもあります。」
以前こういうことを言って、依頼人から怒られたことがありますが、これは毅然とした態度をとらないと、他の立会人からの信用がなくなり、立会それ以降の業務がうまく進まなくなります。
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