畠中登記測量事務所 の日記
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空家の土地
2022.08.09
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先日の境界確定の隣地の1つは今にも潰れそうな空家がある土地であり、登記簿住所は東京であった。
最初からここの人は立会に来ないじゃないかと危惧してたら案の定来なかった。
立会案内の通知と立会直前の立会要請のはがきを出しているが、いずれもあて先不明で返ってこないので、届いているはずである。
立会が終わり、空き家の土地以外は確定された。
通常であれば、依頼人(申請人)の筆界確認書には隣地の人全員に署名捺印をする様式のものを使っている。
隣地の人には他の部分を斜線を引いて、隣地の人だけが署名捺印する書類で取り交わしをしている。
今回は来ないことも想定し、隣地の人全員の署名捺印する書類とは別にここだけの人と取り交わす書類を作成した。
空家の土地は当然ここ何十年も来ていないらしく、草ぼうぼうの状態であり、前記したように家も倒壊寸前である。
だから筆界確認書だけでなく、現況がどうなっているのかの写真もつけた。
またその土地も接している別な隣地との筆界確認書も入手したので、そのコピーもつけた。
手をわずわさないように返送用レターパックも同封した。
封筒、はがきを郵送した時はわからなかったが、今回レターパックで送っているので、郵便追跡でその状況を確認したところ、いったん東京に送られているが、埼玉県に転送されていることがわかった。
ともかく本人に届いていることは確かなようだ。1週間たっても無しのつぶてである。
依頼人にはその隣地の筆界確認書が来なくても、これで終了するということを伝えて、了解をもらっている。
しかし来ないことも想定して、丁寧な手紙を書いたのだが、完全に無視されたようで、がっかりである。