畠中登記測量事務所 の日記
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境界は人生をも変える
2022.05.14
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先日知り合いの不動産屋さんから、「境界で揉めていて売買ができない。なんとかできないか?」と相談があった。
資料をいただいて、地図(地籍図)とグーグルマップの空中写真を重ね合わせてみると、たしかに現況(ブロック塀)と地図とでは大きく相違(数メートル)が見られる。
この現況であれば、確かに揉めるはずだ。
それだけではなく、その境界の反対側の県道との境界が1m以上県道側にせり出す部分がある。
多分そのせいで隣地境界がおかしくなっていることは想像に難くない。
先日のオンラインによる官民境界の問題点の研修会で講師の寶金(ほうきん)先生が「官の杭があるからといって、盲目的にそれを信じてはいけない。」と言われた言葉が身に染みる。
そのことを不動産屋さんに話をすると、早速先方にその旨話をしたようだ。いままで頑なな態度が一転柔和な態度になったようだ。
今日の教訓
「境界は人生をも変える」