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畠中登記測量事務所 の日記

昔の資料は侮れない

2019.04.13

先の難解事件の最初のことです。

最初から農道の幅員が問題になっている、ということでしたので、役所に「筋骨図、河溝道路台帳」を見せてもらいました。

筋骨図」というのは、土地の地番の配列、大きさ等を知る和紙公図(明治の中頃作成)の見出しにある赤線、青線(道路、水路)だけがあるようなものです。それにすべて路線番号がついています。

また、「河溝道路台帳」というのはその路線の面積、路線長、幅員が記載されているものです。
全国的なものではなく、岡山県とか4,5県しかないようです。
普通の境界確定ではそこまで調査しませんが、こういう難解な事件とか、筆界特定事件とか、法務局の地図作成作業では必要になります。

幅員が問題になっていたので、幅員を調査すると「2尺1寸」となっており、換算すると約64センチとなり、過去に交わした役所との境界確定協議書とぴったりでした。

相手が「ここは4尺だ。」とか言われても、何の根拠があって言っているんだ、という自信はあったので、ここでは何も問題はありませんでした。

成果簿を渡した後で、気になり路線長も確認したところ、誤差の範囲内に収まることがわかり、昔の資料だからと言っても決して侮れない、ということがわかりました。


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