畠中登記測量事務所 の日記
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和紙公図の情報
2016.06.24
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昔、県道の中に個人名義の水路が残っており、それを分筆して県に移転する費用をだれが払うのかについてだいぶ県(担当者)と争ったことがありました。
確かに和紙公図ですと青色に塗られ、公の水路のように見えます。しかし地番があり、また形状から見ても田に付随してることはわかるので、おかしいと気づくはずです。
最終的には土地台帳で確認しました。
しかし新設の県道ですので、細かいことまでてがまわらなかったのでしょう。わかった時点で正しくやり直しましょうと、さんざん言ってようやくできました。 一部地目変更分筆(一部は県道、一部は田)、町名変更(道路で町名が分かれました)手続きと面倒な作業でした。
さて今回、逆に民有地の中に(公の)農道があったはずだと主張される。現在は全くそのような痕跡はないし、以前交した協議書にもそういうことは一切記載されていません。
和紙公図を請求し見てみると、田の境界線(実線)の横に点線があり民地畦畔があることがわかりました。それを官地畦畔と勘違いされていたようです。 現在の公図にはそういういろいろな情報がないので、困ったものです。
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