畠中登記測量事務所 | 日記 | 地図作成作業地域での地積更正が完了

法務局地図作成作業地域の地積更正登記が無事完了した。

隣地との境界にあるブロック塀の中心で地図作成時の立会時では決まっていたのだが、いろいろな資料により、ブロック塀の端が正しい境界と判明し、地積更正登記を申請した。

境界が変わるので、本来なら地図訂正も必要なのだが、５センチの移動なので、250分の1なら0.2ミリの移動となり、見た目はまったくわからない。

だから地図訂正無しに地積更正登記だけの申請だったが、「見た目は全く分からなくても、座標があるので地図訂正もしてください。」と補正があり、いったん取り下げをして、再度地図訂正・地積更正の申請をした。

ブロック塀の端に境界標を設置するときに、すでにブロック塀の端に境界標を設置して、それを撤去した形跡が見られた。
したがって、最初は今回と同じブロック塀の端に設置したものの、紆余曲折があって、ブロック塀中心になったようだ。

しかし最終的にブロック塀の端になったということを考えれば、誰もがその時の状況によりコロコロ変わってしまうということになる。

筆界とはそういうものではないはずだ。しっかり事前調査測量をして、地権者の真の声を吸い上げて筆界を確認しないといけないと感じた次第。