畠中登記測量事務所 の日記
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「何だかなー」の第2弾
2022.02.08
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公図では宅地の真ん中に水路があるが、30年前に水路を払い下げを受けていて、その方の所有になっている土地がある。
しかしそのまま表題登記をせずに放置した状態なので、公図上はいつまでも水路のままである。
このままにしていたら訳が分からなくなるからと、その土地の所有者から表題登記を依頼された。
その当時すぐに表題登記をしていたら、当時の境界確定図(三斜による求積)を使って、表題登記ができたと思われるが、現在は原則座標による求積なので、その確定図では使えない。
再度境界立会、確定測量をして現在の不動産登記法に合わせた地積測量図が必要となる。
どうせならと、その水路の両側にある所有者の土地全体を確定させて、表題登記、合筆登記(水路とその両側の土地3筆を1筆にする)、地積更正登記(土地台帳時代の古い地積を換算しているのでかなり誤差が大きい)を提案し、その通りに受託した。
水路の境界確定協議に所有権を明確にさせるため、大蔵省の売払い証明書を添付しているのだが、公図では水路になっているせいか、すぐには下りない。
ようやく確定協議書ができて、表題登記をするも、これもなかなか登記が完了しない。
2週間以上かかっているのにまだ完了しないので、催促の電話をしたところ、担当者が電話中とのことで、終わり次第連絡させるとうことで電話を切った。
しかし1時間以上待ってもなかなかかかってこないので、もしやと思いオンライン申請総合ソフトの処理状況を確認すると、完了しているではないか。
何だかなー