畠中登記測量事務所 の日記
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知人からの相談
2017.03.13
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先日知人が相談にやってきました。
親が亡くなったので、古い建物3棟を取り壊して土地を売買ようと知り合いの不動産屋さんに依頼したようです。
売買するには境界確定をしなければいけないということで、その不動産屋さんの知り合いの調査士が来て立会、確定測量をしたようですが、その知人には成果品がわたされていません。 あるのは不動産屋さんからもらった境界確定図のコピーが2通だけでした。
測量も立会の時だけの1回だけのようです。
普通事前測量として、基準点からの多角測量、現況がどうなっているのかを示す現況測量、国土調査あるいは地積測量図・実測されている土地であれば復元測量と少なくとも2.3回は立会の前に現地で測量をしますので、本当に1回だけの測量であれば手抜き測量としか言いようがありません。
しかも相手に合わせて境界を決めたようで、知人にとっては不満だらけの確定になったようです。
市との立会もしていますので、市の境界確定協議書があるはずです。また隣地との境界立会をしていますので、隣地との筆界確認書も作成しているはずです。
不動産屋さんか、調査士がそれらの書類をもっているはずだからそれらをもらうようにとアドバイスをしました。
考に報酬金額を聞くと、通常私がいただく報酬の半額でした。
その話をすると、「やはりそれだけの仕事内容だわ」と友人は後悔したような話しぶりでした。
これから建物を取り壊すので、建物滅失登記はよろしくとのことでした。
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