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畠中登記測量事務所 の日記

「公共財産と登記」 公嘱協会の講演会

2017.03.04

昨日公嘱協会の官公署職員用の講演会「公共財産と登記」がメルパルクで行われました。当初協会の社員も含め総勢70名程度の参加者を予定していたようですが、ふたを開けてみると、官公署だけで90数名、社員もいれると120数名とうれしい大誤算のようでした。

会場が変更されたようですが、まだ狭く結局社員はテーブル無しの椅子だけになりました。
 講師は早稲田大学法学学術院の首藤教授で、いろいろ未登記の公共施設(道路とか建物)に対しての住民訴訟の判例等話されました。

詰まるところ、寄付等で受けた物件を未登記のまま放置すると、いつか問題となり、住民から訴訟されることが多くある。多くは裁判で勝訴になるケースが多いが、その費用・時間・労力を考えると早めに登記をすべきだ、ということでした。

最近の傾向として、国土調査地域で境界の復元をすると、民地が道路水路に大きくずれる場合には、ほとんど嘱託分筆して寄付して欲しいと言ってきますね。昔はそのままにすることが多かったですが、それだけ住民も役所も権利意識が強くなってきたということですね。

そう言えば、かなり前のことですが、新設県道の中に個人名義の水路が残ったままのことがありました。嘱託分筆して正しい登記にするように何度も話しましたが、役人言葉の「前例がありませんから」で全く話になりませんで、かなりすったもんだしました。長い交渉でようやく重い腰を上げて嘱託分筆・寄付による移転をしたことを思い出しました。


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