畠中登記測量事務所 の日記
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苦渋の選択
2017.01.18
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妻の知人から電話がかかってきました。
先日その知人の母親が亡くなったとのことで、お悔やみに行きましたが、そのお礼とその後の報告でした。
知人の家はかなり古く、しかも家の中はゴミ屋敷同様な感じで足の踏み場がないような場所でお参りをしました。
帰り際、その知人が「もう一人だけだから、家を壊して、土地を売ろうかしら?」と話をしていました。
普通なら、「土地を売るなら今は実測売買だから、境界確定・確定測量をしてあげるよ。」と言うところなんですが、隣地に訳アリの方がいるので積極的には言い出しませんでした。
しかし今日の話を聞いてみると、どこかで知り合った方がたまたま不動産屋さんで、その後その業者に相談すると、とんとん拍子で実測することになったようです。
まだ新人の若い調査士が測量に来たようです。
周囲をブロック塀で囲まれています。奥側を除く両隣地を訳ありの方がブロック塀を作ったようですが、その知人の承諾なしに勝手に作ったようなんです。
境界標があるわけでなく、境界ははっきりしていないようですが、ブロック塀を作ったことにより、ブロック塀の面が境界だと隣地の人は強硬に言うようです。
仕方なくそれで折れて決めたようですが、知人が後でその調査士に聞くと、どうも違うようだと漏らしたそうです。 私もそれを聞いて、その若い調査士がやむにやまれずに苦渋の選択をしたのではないかと思うと気の毒で仕方ありません。
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